代表理事挨拶

日本では年間数百万点の家具が廃棄されています。その多くは適切に分別されず、焼却や埋め立て処分されているのが現状です。一方、 家具インテリア製品は生活者にとって暮らしを支える重要な生活財としての歴史が刻まれた愛着ある思い出の分身ではないでしょうか。しかし、家具製品には木材、金属、プラスチック、布など、再利用可能な資源が含まれていますが、再資源化が困難という実態です。

環境問題が地球全体規模でますます深刻化する今、家具・インテリアを扱う私達は「持続可能な未来作り」の為に積極的な行動、活動を起こすべきとの声がこの法人組織になりスタートしました。私たちの製品原材料には生態系保全で日々取り上げられている森林資源を多く利用しており、この貴重な資源を利用した製品はもとより、様々な素材特性を持つ製品のリユースやリデュースを含めた資源循環課題に取り組んでいくことを協会方針として掲げ、より多くの方々の参加を呼びかけながら活動して参ります。

またリサイクルを適正に行うには製品やサービスをご利用頂いている生活者の皆さま、その製品を製造、販売した事業者、更にはリサイクル行程における収集運搬、中間処理事業者などの方々との連携は必須です。そしてリサイクル実証に繋がるマニュフェスト発行についても資源循環が可視化でき、物流効率や脱炭素も算出できるデジタルプラットホームを開発、採用し、環境負荷の低減に取り組んで参ります。

私達のこの活動はまだ始まったばかりです。業界全体が力を合わせ、生活者の皆様にご協力いただくことで、家具インテリアの新しい資源循環モデルを確立できると信じています。今後より一層努力してまいりますので、皆様には「家具インテリアリサイクル協会」の活動にご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

家具インテリアリサイクル協会 代表理事

西弘信
代表理事

愛されてきた家具の
「これから」を作る
~ もう、捨てない社会へ ~

私たち家具インテリアリサイクル協会「FIRA」は、 家具インテリアの再資源化(リサイクル)及び再利用(リニュー・リユース)を促進させることにより「廃棄を減らし、資源を循環させる持続可能な社会の実現」 を目指しています。

現代社会では、まだ使える家具が大量に廃棄され、処分されています。しかし、家具には本来、長く使い続けられる価値があります。適切に手入れをし、再利用・リサイクルすることで、新たな命を吹き込むことができます。
FIRAは、家具メーカー、小売業者、物流企業など、業界全体が協力し、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を実現する仕組みを構築するために活動しています。

テーブルの写真

私たちは、以下の3つの価値を大切にしています。

「捨てるのではなく、活かす。」
この価値観を広め、より多くの家具が循環し続ける社会をつくることが、私たちの使命です。

協会概要

協会名

一般社団法人
家具インテリアリサイクル協会
(Furniture Interior Recycle Association)

所在地

埼玉県さいたま市見沼区東大宮5-30-12

設立

2024年5月

代表理事

西 弘信

沿革